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NihonLink London Guide / 仕事・就職

英国の雇用契約で確認すべき項目

英国で仕事が決まったとき、最初に見るのは給与額だけではありません。契約上のemployment status、勤務時間の変更権、試用期間、退職通知などは、働き始めてから生活を大きく左右します。

更新:2026年7月25日編集:NihonLink編集部対象:主にEngland
この記事の要点雇用契約は口頭でも成立し得ますが、employeeとworkerには主要条件をまとめたwritten statementを受け取る権利があります。曖昧な条件は、開始前に書面で確認しましょう。

まず雇用形態を確認する

英国では、employee、worker、self-employedなどの区分によって、受けられる権利と税務上の扱いが変わります。求人票に「freelance」「contractor」と書かれているだけで、実態まで自営業になるとは限りません。

  • 自分はemployee、worker、self-employedのどれとして扱われるか
  • PAYEで給与・税・National Insuranceが処理されるか
  • 勤務時間と場所を誰が決めるか
  • 仕事を断る自由や、代わりの人を立てる権利があるか
  • 機材、経費、保険を誰が負担するか

Written statementで確認すること

employeeと一定のworkerには、主要な雇用条件をまとめたwritten statement of employment particularsを受け取る権利があります。Principal statementは原則として勤務開始日までに提供されます。

項目 確認内容
当事者 雇用主の正式名称・住所、自分の氏名
開始日 勤務開始日、continuous employmentの起算日
職務 職名、主な責任、業務変更条項
勤務地 通常勤務地、在宅、他拠点、海外勤務の可能性
給与 額、計算方法、支払頻度、支払日
勤務時間 曜日、時間、シフト、変更方法、残業
休暇 年次休暇、holiday pay、退職時の精算
試用期間 期間、評価、延長条件、期間中のnotice
終了 双方のnotice period、固定期間なら終了条件
研修 必須研修、費用負担、退職時の返済条項

給与と勤務時間

年俸表示の場合、週の標準時間、無給休憩、残業の扱いを確認します。「必要に応じて追加勤務」の一文だけでは、実際の負担が分かりません。

  • 残業は必須か、承認制か、時間外手当またはtime off in lieuがあるか
  • シフトは何日前に確定し、変更・キャンセル時の扱いはどうなるか
  • 給与にはservice charge、tips、bonusが含まれるか
  • 交通費、制服、機材、在宅勤務費用の負担者は誰か
  • 昇給・評価の時期と基準はあるか

休暇・病欠・notice

Annual leaveの日数だけでなく、bank holidaysを含むのか、繁忙期の取得制限、carry-over、退職時の扱いを確認します。Sick payについては、会社独自制度と法定制度が分かれている場合があります。

Notice periodは転職のしやすさに直結します。試用期間中と終了後で期間が異なるか、garden leaveや競業制限があるかも確認してください。

「後で説明する」は書面にする。
給与、勤務時間、休暇、在宅勤務など重要事項はメールで確認しましょう。

署名前の確認

  • 求人票、offer letter、contractの条件が一致している
  • 会社の正式名称と給与支払主体が分かる
  • ビザスポンサーを名乗る場合、公式スポンサー登録を確認した
  • 不明な控除や研修費返済条項がない
  • 勤務時間を一方的に大きく変更できる条項を理解した
  • 副業、知的財産、秘密保持、競業制限を確認した
  • 開始前に必要なright to workの確認方法を把握した

理解できない条項がある場合は、その場で署名せず、Acasなどへ相談する選択肢があります。

公式・参考情報

制度や手続きは変更されることがあります。実際の手続き前に、以下の最新情報を確認してください。