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NihonLink London Guide / 賃貸・住宅

ロンドンの賃貸詐欺を見分けるチェックリスト

ロンドンの部屋探しは、良い物件ほど決まるのが早い一方で、「急がなければ取られる」という焦りを詐欺師に利用されやすい場面でもあります。送金前に一度立ち止まるための、実践的な確認表です。

更新:2026年7月25日編集:NihonLink編集部対象:主にEngland
この記事の要点物件・貸主・契約・支払先の4点を別々に確認し、どれか一つでも説明が曖昧なら送金を止めます。「人気物件だから今すぐ」は、確認を省略する理由にはなりません。

最初に疑うべき危険信号

賃貸詐欺は、実在しない物件だけではありません。実在する住所や他人の写真を流用し、貸主やエージェントを装う場合もあります。写真がきれいで住所が実在することは、安全の証明になりません。

  • 内見やビデオ通話を避けたまま、デポジットや家賃を要求する
  • 相場より著しく安く、「今日中」「数時間以内」と送金を急かす
  • 貸主が海外にいる、鍵を郵送するなどの理由で対面確認を拒む
  • 広告の氏名、契約書の氏名、振込先名義が一致しない
  • 個人口座、暗号資産、ギフトカード、送金サービスだけを指定する
  • 会社を名乗るのに会社住所、固定電話、正式なメールドメインがない
  • 質問への回答が曖昧で、設備・契約・同居人について説明が変わる
「見られないが、今払えば確保できる」は要注意。
海外から契約する事情がある場合でも、ライブのビデオ内見、本人確認、正式な契約書、権限確認を組み合わせてください。録画映像だけでは、現在その人が物件を管理している証明になりません。

送金前の確認手順

  1. 広告内容を保存する。
    URL、画面、写真、氏名、電話番号、メール、支払要求をスクリーンショットで残します。
  2. 物件を実際に確認する。
    可能なら現地内見。遠隔なら日時を指定したライブ映像で、玄関から室内、窓外、メーター、共用部まで確認します。
  3. 相手の権限を確認する。
    貸主名、エージェント名、会社情報を確認し、必要に応じて公的登録や会社の公式連絡先から照合します。
  4. 契約書と支払先を照合する。
    契約当事者と口座名義が異なる場合は、理由と権限を文書で確認します。
  5. 支払いの目的を分ける。
    Holding deposit、tenancy deposit、rentのどれかを確認し、金額、返金条件、保護方法を文書にします。

Englandでは、2026年5月以降のassured periodic tenancyについて、契約締結前に家賃の前払いを求めたり、受け取ったりすることは認められていません。契約締結後、開始前に求められる前払い家賃は原則として最大1か月分です。

契約時に確認するもの

確認項目 見るポイント
契約書 貸主、借主、住所、家賃、支払日、開始日、退去通知、光熱費、修繕責任
本人・会社情報 契約書上の氏名と連絡先、会社の登録情報、口座名義との一致
安全書類 該当するEPC、Gas Safety Record、電気設備や警報器に関する説明
デポジット 金額、保護する政府認可スキーム、prescribed informationの受領時期
Right to Rent Englandでは成人入居者に確認が必要。非英国・アイルランド国籍者はshare code等を使用
Inventory 家具、傷、汚れ、鍵、メーター値を写真付きで記録

被害に気づいたとき

すぐに銀行や決済サービスへ連絡し、送金の停止・組戻しが可能か確認します。広告、会話、振込情報、契約書、電話番号を削除せず保存してください。詐欺が疑われる場合はAction Fraud、緊急性や身の危険がある場合は警察へ連絡します。

デポジット保護や契約上の問題は、Citizens Advice、Shelter、利用されたtenancy deposit protection schemeなどへ相談します。

公式・参考情報

制度や手続きは変更されることがあります。実際の手続き前に、以下の最新情報を確認してください。